ケイバ熱盛ブログ「おもしろくない重賞回顧録・中山記念」(3月1日)

 どうも、面白くない記者の小林です。今回は中山記念を振り返りたいと思います。まずは、どうでもいい記者の予想結果から。1着◎ヒシイグアス、2着▲ケイデンスコール、3着無印ウインイクシード。3連単的中は逃しましたが、馬連、馬単は2点目で仕留めることができて、ホッとしています。

 勝ったヒシイグアスはこれで4連勝。以前は緩さが見られ、精神面でも幼いところが目立っていました。それが、昨秋から徐々に改善されて、心身ともにしっかり。今はハーツクライ産駒らしい、素晴らしい成長力を見せています。

 V時計の1分44秒9はレース&コースレコードタイ。レースぶりも好位から前の馬をねじ伏せ、後続も封じる非常に強いものでした。G2でこれだけのレースができるのなら、次に見据えるのは当然G1となってくるでしょう。ただ、過信は禁物かな。G1でも通用するだけの素質馬ではありますが、今回のV時計をそのままうのみにはできないと思っています。

 一つは馬場状態。時計がかかっていた昨年末や今年1月の開催とは違い、速い時計が出やすい状態だった。分かりやすいのはJRAのホームページで発表されているクッション値。2月28日午前9時の計測で12・2という高い数値を記録しました。このクッション値は計測を開始してから日が浅く、データとしては不十分ではありますが、『12・2』は全場を通じてこれまでの最高値。JRAの参考資料としてある、クッション値とクッション性の関係性に当てはめると、これまでは「やや硬め」が最高だったが、今回は12以上となり、初めて「硬め」となりました。高速馬場と表現していいレベルです。

 もう一つが展開。レースはバビットがハナを主張したものの、2番手のウインイクシードがぴったりマークする形となり、前半1000メートルの通過は57秒8のハイペース。しかも、前半だけではなく、2、3番手が早めに動いたことで、道中のラップは、最初と最後の1F以外は全て11秒台とペースが緩む場面がなく、時計が出る条件がそろっていましたからね。

 それでも、高い能力がなければこのタイムを出すことができないのも事実です。決して、ヒシイグアスを軽視しているわけではなく、仮に今後のG1で過剰人気になるようなことがあった時は、今回の分析を踏まえ、冷静にジャッジしたいと思った今年の中山記念でした。

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