ケイバ熱盛ブログ「無難」(1月6日)
年度代表馬があっさりとアーモンドアイに決まりましたね。牡牝3歳3冠馬、グランアレグリアにも票が入りましたが、2020年中央競馬で最も盛り上がったのはジャパンCだったわけで、それを制したアーモンドアイが年度代表馬に選ばれたのは当然でしょう。
ここで、たらればの話をします。JCにコントレイル、デアリングタクトが出なかったらどうだったか。
コントレイルが獲っていたかもしれませんね。もちろんアーモンドアイ、デアリングタクト、グランアレグリアにも票が流れたでしょうし、クロノジェネシスも加わって5頭による大激戦になっていたと想像できます。
さて、JRA賞あるあるなんですが、「何でこの馬に?」という投票をたまに見かけますね。今年で言えば、最優秀短距離馬部門でアーモンドアイに入った1票でしょうか。たぶん、ネットでも炎上したりするんでしょう。
こういう訳の分からん票があるから、いっそ獲った重賞の数、格を数値化して決めよう、などと言う人もいますが………いやいや、それならAIにでもやらせておけばいい。
人間が選ぶから意味があるんです。
JRA賞は本来、投票者の主観、エモーションで決めるもの。「みんな違ってみんないい」のです。ただし、投票するのは一般のファンではなくて「記者」。世間にモノを伝えるプロが選ぶ以上、ちゃんと理由を説明できなければいけません。それができるのであれば、どんな馬をチョイスしようが勝手だと思っています。
そんな私が選んだのは………最多得票馬ばかり。何だかこれはこれで無難な選択だとヤジられそう…。(長崎)