ケイバ熱盛ブログ「2頭出しは何とやら」(11月25日)

 ジャパンC(11月29日・東京)の最終追い切りを見届けるため、火曜午後から美浦入りしている刀根です。この日の注目(美浦)はもちろん、ラストランを迎えるアーモンドアイ。ルメール騎手を背に、いつもと何ら変わらぬ弾むような動きを披露していました。

 そちらは別に驚くことではないのですが、目を引いたのは僚馬カレンブーケドールの方です。先週に引き続き津村騎手が手綱を取り、4F51秒5-37秒4-12秒4を楽々マーク。「今までで一番いい」と鞍上から“絶好調宣言”が飛び出たほどでした。ただ、個人的に気になったのは追い切り場所。昨年2着時は美浦Wで追い切られていた(5F65秒2-37秒9-12秒5)のに、今年は坂路を選択した点が引っ掛かったのです。

 普段はコース追いをしている馬が坂路で追う場合、何か不安材料があるのでは-。そんなうがった見方をしている私は、迷わず国枝師を直撃しました。「ディープの子は蹄が弱い馬が多くて、カレンも昔はそうだった。確かに、以前は爪の状態が安定しないところがあったけど…」と切り出した指揮官。“やはり…”と思っていたら、続く言葉でこちらの疑念を軽く一掃です。

 「最近は爪の状態が安定していて全く問題ないんだ。前走時(オールカマー=2着)だって坂路追いだろ?坂路でもいい動きをするし、それでいてレースでもちゃんと走る。せっかく安定しているのに何かあったら嫌だから、万全を期して坂路を使っているだけ。昨年と比較して?そりゃあ断然、今年の方がいいよ」

 むむ、完全にノーマークだったのに、まさかの猛プッシュ。思い出したのは「同厩舎の2頭出しは人気薄を狙え」という格言。馬券的な妙味を追うなら、がぜん無視できない存在になってきました。

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