【11月18日の展望】舞台設定に不安なし/マイルCS

【マイルCS】★★

 シンザン記念勝ちで賞金を加算してクラシック参戦がほぼ確定していた◎ロジクライは、その後骨折で約2年もの休養を余儀なくされた。成長期の故障は以後の競走生命に大きな影響を与えそうだが、23カ月ぶりの元町Sこそ7着に敗れたものの、新春S2着(SP指数=568)、節分S1着(554)と、わずか3戦でオープン入りを決めたのは地力の証明だ。

 オープンに入ってもレースを順調に使われ、5戦2勝、2着1回、3着1回の好成績。前々で運ぶタイプだけにスローペースの低指数決着に強いのは当然だが、大きな進境を見せたのが前走の富士S。1分31秒7という超高速時計で快勝し、SP指数も自己ベストの591をマーク。まだまだ地力を強化している段階に映る。軽い芝の京都は舞台設定的に不安は一切ない。

【飯坂温泉特別】★★★

 今年2月の小倉で現級勝ちの◎フナウタ。指数的に1000万では苦しいと感じた通り⑪⑥着と通用しなかった。それでも当時のSP指数は、456、511と進境を見せていただけに「降級なら確勝級」と狙いを立てたが、勝ち切れずにあえなく散財。それでもダートの前走を除けば、475、481と現級上位の指数を示していた。強い降級馬が軒並み勝ち抜けていった今なら、期待に応えてくれるだろう。

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