【5月27日の展望】不安は杞憂に終わる/東京優駿

【東京優駿】

 2歳10月の時点(サウジアラビアRC)で552の高指数をマークしていた◎ダノンプレミアム。レコードタイムの1分33秒0も当時としては出色で、すでに”1強”を印象づけた。

 不安要素を挙げるなら、東京マイルでの高指数馬がその後のGI戦線で苦戦を強いられている点だろう。同馬はスピード能力の高さゆえの”距離不安”が最大の焦点となりそうだ。現に2000mの弥生賞で折り合い面に不安を覗かせて指数的にも484とパフォーマンスを落としたのは事実だが、1000m通過が61秒5と、これまでより2秒以上も遅い流れのなかで我慢を強いられ、上がり指数536の末脚が使えたことを評価。このスローペースを経験したことで、不安要素を払拭したと考えたい。

 皐月賞は◎の不在で期待を集めたステルヴィオとワグネリアンだが、内容が悪すぎる。これなら別路線のステイフーリッシュ、コズミックフォース、ゴーフォザサミットに魅力を感じる。

【目黒記念】

 前走の天皇賞でも本命に推した◎ソールインパクト。アルゼンチン共和国を600の高指数で快勝したスワーヴリチャードは、先日の大阪杯でGI初タイトルを奪取した現役屈指の実力馬。これに2馬身半の差で585の高指数②着だった◎ソールインパクトは価値が高い。

 そもそも当時は準オープンを勝ち切れずに、格下の身で臨んだ一戦。使われつつ力をつけていた時期でもある。東京の軽い馬場が向き、脚をためれば34秒前半の末脚が使えるだけに同じ舞台に戻ってくるのは好材料。当時よりは1キロ背負うが、前走から見れば4キロ減。今回は人気的にも中心的な存在。

【東京6R】

 2走前のデイリー杯クイーンCでスピード能力の高さを示した◎アルーシャ。テトラドラクマにがっちりマークされて、4角で早々と捕まってしまったが、そこからしぶとく粘り込んでの③着は価値が高い。SP指数も516と古馬1000万レベル。前走は”行けなかった”のもあるが”高指数直後の反動”も一因と推測する。2カ月の間隔を取って立て直した今回、高指数の舞台で巻き返しを期待。

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