【3月11日の展望】本番よりここ狙い/フィリーズレビュー

【フィリーズレビュー】

 3歳牝馬にとって、1400m戦とマイル戦は大きく質が異なる。1400mはワンペースの短距離戦でとにかくスピード重視。マイルになると前半スローで直線の決め手勝負。折り合いとギアチェンジから直線で末脚を一気に爆発させる能力が問われる。昨年のレーヌミノルは、短距離タイプでマイルは長いと思われたが、ピッチ走法の道悪巧者にとって有利な馬場となったのが良かった。基本的には、本番よりここを勝ちたいタイプ狙いたい。

 ◎アルモニカはスピードが勝ったタイプで、ここまで1400m戦で3戦2勝。ともに3角2番手から安定感のあるレースぶり魅力の一頭で、SP指数は前走の春菜賞で494と、能力は優に重賞を勝てるレベルに達している。唯一⑦着と敗れたファンタジーSはスタートで出遅れて、道中は行きたがって末をなくした恰好。緩い馬場もこなして死角は少ない。本番よりここを勝ちたいタイプだろう。

【金鯱賞】

 左回りはとにかく走る◎スワーヴリチャード。共同通信杯やダービーのレースぶりから”無類のサウスポー”と評価して2走前のアルゼンチン共和国杯で◎に推した。これが力の違いを見せつける圧勝劇でSP指数は600をマークした。右回りの有馬記念は④着でOK。予想外の好走は力をつけている証拠。左回りなら頂点を狙える素質がある。

【アネモネS】

 差してワンパンチ足りない印象の◎ハーレムラインが、今年に入って一変。半マイル46秒2という速い流れを先行し、ラスト3Fを35秒6でまとめて1分33秒9の好時計で未勝利戦を突破。SP指数も506といきなり牝馬クラシックレベルに躍進。続く500万下も476の高指数で危なげなく押し切って見せた。今度は桜花賞に向けて重要な一戦。高指数マークの舞台なら権利ゲットも難しくはない。

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