【土曜・中山５Ｒ・２歳新馬】

　◎エールトゥヘヴンの１歳上の兄・タイムトゥヘヴンは京成杯２着の実績がある。荒々しい性格と馬力でバリバリと押すようなタイプだが、弟はまるで違う。おとなしくて操縦性に優れ、パワーよりも切れる脚勢。唯一似ている点と言えば、デビュー前から走る雰囲気を醸し出しているところか。丹念な乗り込みで馬体＆息を整えると、８月中旬から鋭い走りを連発。いかにも切れそうな走りだけに、開幕週の今回は願ってもない舞台だろう。初戦だけではなく、先々まで要注目の逸材だ。

【土曜・中山１２Ｒ・３歳上１勝クラス】

　◎トーセンニックは春と比べると馬体、動きともにパワーアップした印象。追って渋かった追い切り内容が変わり、今週は美浦Ｗでラスト１Ｆ１１秒９の切れ味を披露。併走馬に２馬身の先着を果たした。昇級２戦目の慣れと、集中力が持続する条件で変わり身を期待する。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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