【土曜・東京４Ｒ・３歳未勝利】

　高速馬場だったにせよ、前走の◎アップストリームの走破時計１分４５秒７は抜けて速い。翌日の古馬２勝クラスが１分４７秒９。これで負けたのだから、勝った馬を褒めるしかないだろう。実際、３着以下は５馬身以上も引き離しており、未勝利クラスではレベルが違う内容だった。中間の稽古でもオークス出走のユーバーレーベン相手に互角の動きを披露。素質を考えれば、もう足踏みは許されない。

【土曜・東京８Ｒ・４歳上１勝クラス】

　◎エピックガールはダートに矛先を向けてから③④着。とりわけ前走は４角大外のロスがありながらも、メンバー最速の上がりをマーク。上位組とは位置取りの差が影響しただけで、着差ほどの力差はないとみる。今回はハナを主張したい馬が数頭。流れそうな展開からも、この馬の差し脚がフルに発揮できるはずだ。引き続き出来も良く、一気の差し切りに期待する。

【土曜・東京１２Ｒ・４歳上２勝クラス】

　前走の◎アテナノワールは昇級に加えて昨夏以来の芝。ハナを奪ってペースを落とせたとはいえ、３角から後続に一気に動かれてしまう厳しい展開では失速もやむを得なかった。今回はダートに戻して反撃に出る。自分のリズムを保てた際のしぶとさは２走前に証明済みで、ここはスムーズに先手を奪える顔触れ。ケイコでは僚馬を圧倒するなど仕上げも万全だ。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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