【日曜・中山３Ｒ・２歳未勝利】

　◎キョウエイロナはデビュー戦に続いて、前走もまともに追えず。それでも崩れなかったのは地力の高さで、スムーズなら突き抜ける力がある。中２週でも２本の時計。馬体、動きを見る限り出来落ちはなく、鞍上をスイッチしてうっぷんを晴らす。

【日曜・中山５Ｒ・２歳新馬】

　本命候補は他にもいたが、最終追い切りを見てギャラクサイトに◎。素晴らしいバネで、併走馬を置き去りにした伸び脚はインパクト十分だった。この走りが、実戦に行ってはじけないわけがない。見栄えのする体にピカピカの毛ヅヤも出来の良さを表しており、しっかりと攻め込んで万全の態勢。鞍上がルメールなら鬼に金棒。兄（ラヴィアンレーヴ・４歳１勝クラス）には初勝利までじらされたが、ここは一発で決めてもらう。

【日曜・中山１２Ｒ・３歳上２勝クラス】

　鞍上に藤田菜を配した◎シゲルスピネルは、できればハナが理想か。ただ、昇級戦＋５カ月半の休み明けの２走前は、好位のインをそつなく立ち回り、最後まで粘り強く伸びての⑤着。控えたときの危うさが解消されたどころか、器用な立ち回りを武器に取り込んでいる。中山との相性は良く、除外続きも攻め気配は上向き。前進が見込めるここは狙い目だ。昇級後も堅実な○メディクスが相手。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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