【月曜・中山２Ｒ・２歳未勝利】

　◎ヨウコウザクラが後方で戯れていた前走にも、三浦は「この馬、走ります」のジャッジ。確かに坂路で４Ｆ５２秒台を軽々とたたき出す脚力は、未勝利では速力が上だ。馬体の雰囲気も悪くないだけに３度目の実戦、条件をガラッと変えて臨む今回は、一発のシーンがあってもいいだろう。

【月曜・中山５Ｒ・２歳新馬】

　カレンブーケドールやサトノフラッグの胸を借り、質、量ともに十分過ぎるほど乗り込んできた◎ブルメンダール。一瞬にして抜け出す速さや、トップスピードに入ってからもブレない柔らかいフォームは、持って生まれた天賦の才能。内面的な欠陥がない限り、実戦で走らないわけがない。初戦は単なる通過点だ。

【月曜・中山１２Ｒ・３歳上１勝クラス】

　◎ダンシングサンダーはダート未勝利戦を危なげない勝ち方。１勝クラスでも通用する下地は十分だが、結果がついてこない現状だ。ただ、３走前は芝戦を挟んだことで戸惑った走り。２走前は約７カ月ぶりの実戦だったことを考えれば情状酌量の余地はある。今回は強敵不在のメンバー構成。出遅れながら追い上げた前走や、中間の意欲的な追い切りが刺激となれば、変わってもいい。狙ってみる。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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