【土曜・東京６Ｒ・２歳新馬】

　◎アディクションは美浦のＷと坂路を併用して順調に仕上げられてきた。１週前追い切りは２頭を追い掛けながらも、直線で内から鋭い切れを発揮して先着。今週もスピード感にあふれるフットワークを披露しており、万全の態勢とみていい。馬を追い込んでも堂々とした雰囲気を保つなど、性格も真面目。欠点らしい欠点は見つからない。ここは順当に勝ち上がる。単勝＆馬連。

【土曜・東京９Ｒ・オキザリス賞】

　前走の◎ペイシャリルキスは出負けをしたこともあって最後方から。道中も息を抜く癖を出し、向正面では鞍上が促すシーンがあった。それでも直線でエンジンがかかるとグイグイ加速。上位に迫る勢いで４着と見せ場はつくった。距離延長やタフな競馬に対応できたことは収穫で、クラス突破は時間の問題。距離短縮で競馬がしやすくなるここは、一気の差し切りまで見えてくる。単勝＆馬連。

【土曜・東京12Ｒ・３歳上1000万下】

　◎クリムゾンバローズは長期休養明けを叩かれた前走が着差以上の強さ。出遅れて後方からの競馬を余儀なくされながら、直線では１頭だけ勢いの違う末脚でまとめて差し切った。デビュー３戦目に９馬身差の圧勝を決めるなど、能力はもともと相当高い。激しい気性が早期の出世を妨げていたが、ここにきてようやくかみ合った印象が強い。心身ともにリフレッシュがかなって出来も万全。狙える。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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