【土曜・福島１Ｒ・２歳未勝利】

　◎エトワールは牝馬にしては肉づきが良く、フットワークも迫力満点。新馬戦では２番人気に支持されたように、素質は誰もが認めるところだ。その初戦もケイコ通りなら勝ち負けが期待できたが、まさかの出遅れ。追走にも苦しみ、最後はジワジワとしか伸びずに10着敗退…おっとりとした性格のせいか、終始スイッチが入らないまま終わってしまった。ただ敗因がはっきりとしているだけに、むしろ今回は狙いやすい。使って10日後には時計をマーク。普段の運動でも前へ前へと走る気を見せており、今週の追い切りでは古馬相手に先着した。これは気持ちが入ってきた証拠だろう。配当的な妙味からもここが勝負時とみた。

【土曜・福島５Ｒ・２歳新馬】

　このメンバーなら◎サイゴウパワーを狙ってみたい。小柄で仕上がり早。併せ馬では２週連続で先着しており、特に今週は一瞬にして抜け出す脚力を見せつけた。上位人気に支持されそうな面々はまだ仕上がり途上。完成度の高さでリードする。単勝が勝負馬券。

【土曜・福島12Ｒ・３歳上500万下】

　地方馬を除けば、前走で馬券に絡んだのは○ディアサルファーだけ。低調な顔触れで、外差しが決まりだした馬場状態も波乱のスパイスになる。◎ハッピーランランは意外にも今回が２度目のスプリント戦。前回は福島芝６Ｆの未勝利勝ちで、当時の②着馬は小倉２歳Ｓで②着している。距離の壁を感じさせる近走内容から、この条件がいい刺激となる可能性は捨て切れない。中間の気配も目立つ。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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