【日曜・東京２Ｒ・３歳未勝利】

　◎ハニーディップトのデビュー戦は、後方からついて回ってきただけの11着。ただ、体力面を考えてのダート1200ｍ出走、さらには経験馬相手だった点から”捨てゲーム”だった感もある。いずれにしても、陣営の評価ほど走れていないことは確かだ。２日後にはプールで運動を開始し、翌週には美浦坂路で時計をマーク。中間の併せ馬では古馬相手に優勢に動くなど、だいぶシャキッとしてきた印象がある。疲れが見られ始めてきた人気上位馬は、実際のオッズほどの信頼度は乏しい状況。ここは振り回して特大アーチを狙いたい。単勝＆３連単１頭軸マルチで勝負。

【日曜・東京８Ｒ・青嵐賞】

　◎パリンジェネシスは気難しい性格で、いかに気分良く走れるかがポイントとなる。デビュー４戦目にはタイムオーバーとなったほど。ところが、評価を下げた次走で未勝利戦を快勝。昇級後はもうワンパンチが足りない競馬を続けているかと思いきや、前走は後続に８馬身差をつける逃走劇…なかなかの濃いキャラクターだ。もともと、あのキタサンブラックの調教パートナーを務めていたことを考えての陣営期待の一頭だろう。コンビ２戦２勝と相性のいい川田将雅騎手の連続騎乗で、再度の好走を狙う。単勝＆馬連で。

【日曜・東京12Ｒ・目黒記念】

　天皇賞・春の◎ソールインパクトはレース中にトモを外傷し、さらには落鉄のアクシデントも。はっきりとした敗因があるだけに、13着という結果を悲観する必要はない。昨秋のアルゼンチン共和国杯はスワーヴリチャードの２着。手応え以上に伸びる末脚からもベストはやはり東京だ。中間は戸田師が自ら手綱を取って追い切りを重ねるなど、仕上げに抜かりはない。54キロならまず上位争いになる。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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