【土曜中山５Ｒ・３歳未勝利】

　前走の◎ドラゴンホールは出遅れながらも、直線は外から猛然と追い込んで４着。他馬を気にする性格が能力発揮の妨げとなっていたが、キャリア３戦目でようやく”らしい”走りを見せてくれた。もともと美浦の坂路で４Ｆ51秒台をたたき出せる脚力があり、時計のかかる今の馬場でも同52～53秒台を連発。スタートで大きく置かれなければ、今の未勝利戦なら力が上だ。単勝＆馬連で狙う。

【土曜中山10Ｒ・下総Ｓ】

　体質的な弱さを残していた昨年は素質だけで走っていた◎アナザートゥルースが、３カ月の休養を経た前走で別馬のような変わり身を見せた。トモの緩さが解消し、スムーズに加速ができるように。追ったあともクタッとするところがなくなった。陣営は「思惑以上の成長曲線を描いている」と胸を張る。中山は全３勝を挙げている得意舞台。勢いを支持する。単勝＆３連単で高配当を狙いたい。

【土曜中山１２Ｒ・利根川特別】

　ペースが遅いと見るや、前走の◎ハシカミは自らまくって行く形に。結果的に速い時計で逃げ粘った②着馬、さらにはラスト３Ｆ36秒７を駆使した勝ち馬の決め手が一枚上だったが、ハイレベル戦のなか、崩れずに踏ん張った内容は悪くない。今回も同様の戦法で勝機をうかがうことになりそうで、手薄になった顔触れからも、前走の時計だけ走れれば十分に勝ち負け。配当的な妙味も見込めそうだ。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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