【土曜・東京５Ｒ・３歳未勝利】

　◎レッドラフェスタの初戦の追い切りは４Ｆ57秒０-14秒８。５Ｆ追いも１本だけで、まだ大きな良化余地を残しての出走だった。レースも出遅れスタート。なかなか前へ進んで行かなかったが、直線でいざエンジンがかかると外から一気の伸び脚を披露…粗削りながらも性能の高さを示すには十分な一戦だったと言える。加速がスムーズな左回りで、直線の長い東京変わりはプラス材料。上積みを加味すれば、ここは差し切りが期待できる。

【土曜・東京３Ｒ・３歳新馬】

　武井亮厩舎は16年デビュー組の新馬戦Ｖが６頭。現３歳世代の新馬戦でも３勝、２着３回の成績を残しており「あそこの厩舎はどうしてあんなに走るの？」と他陣営から質問を受けるほどで、昨年暮れに37歳を迎えた若きトレーナーは注目の存在となっている。

　確かに数字＝時計は地味。実際◎デルマグラッパも今年に入って、美浦Ｗでの最速は４Ｆ54秒２。ここ３週は同56秒台だ。ただ、１Ｆはかなりビッシリと追う。瞬発力を鍛え上げることと、あとは実戦へ行って競ってからの強さ。◎もとにかくしぶとく、併せて負けない強さを兼ね備えている。スタートも上手で、相手関係に恵まれた感のあるここは中心に期待できる。

【土曜・東京12Ｒ・４歳上500万下】

　◎トリリオネアはダート２戦を経由して再び芝へ。デビュー戦こそ取りこぼしたが、２走目の東京戦を好時計で勝ち上がると続く朝日杯ＦＳでも６着と健闘。その後は体調面や馬場に泣いて結果を残せずにいるものの、決して力負けではなく見限るのは早計だ。順調に使えることは何よりで、直前も美浦坂路でビシッと追って併走先着。切れ味の生きる開幕馬場も合っており、ここが絶好の買い時だ。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

【馬サブローコンテンツ】

・僚紙「馬サブロー」栗東支局長・竹村浩行の予想は→こちらをクリック

・紙面で人気！スピード指数作者・坂口元一の予想は→こちらをクリック

・スタッフによる予想動画「馬サブローＴＶ」は→こちらをクリック