有馬記念は◎ミッキークイーン

【日曜中山10R・フェアウェルS】

 ◎プレシャスエースは中山ダート1200mで4戦3勝、2着1回。とりわけ印象的なのは、1年1カ月の休養を挟んで臨んだ500万戦だ。スピードの違いでハナを奪うと、直線も後続を力強く突き放すパフォーマンス。2着馬に2馬身差と決定的な差をつけて、能力の高さを証明してみせた。続く昇級初戦も一発回答でVと、この条件はとにかく走る。近走はかみ合わず大敗を続けているが、出来は悪くなく変わる余地は十分だ。単勝と3連単で高配当狙い。

【日曜中山11R・有馬記念】

 「神の手」で好枠2番を引き当てたキタサンブラック。これでグンとV確率は跳ね上がった。振り返ればG1予想は、まずはキタサンからだった。何か不安はないか?それが予想のスタート。追い切り、馬場、コース、状態、そして調教師の表情、鞍上の体調などなど。今までのこの作業が決して無駄ではなかった…と言えるようになるかは、有馬の結果次第だ。

 『悪役』に指名は◎ミッキークイーン。この馬に夢を託したい。休み明けの前走・エリザベス女王杯は前半5F通過が62秒0の超スロー。前残りの展開のなか、外から唯一追い込んできた内容は勝ちに等しい。昨年のこのレースはキタサンと0秒4差。今度は脚を余すような競馬は許されない。馬サブロー紙面での読者馬券プレゼントは◎○の1本にしたが、実は3連単でおいしい思いをしているレース。軸1頭マルチも買っておこう。

【日曜中山12R・クリスマスC】

 使ったあとの反動に苦しみ、今春の◎ワールドフォーラブは結果を出せなかった。馬体の回復に時間を要したが、復帰戦の前走は狭いところを割って抜け出す強い勝ちっぷり。心身両面がたくましくなってきている。もともと栗東坂路で4F50秒台をたたき出せる脚力は、スプリンターとしての資質の高さを示すもの。輸送を気にせず攻め込んだ過程も何よりで、ここは自信を抱いての東上となる。

(馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹)

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