【土曜東京４Ｒ・２歳新馬】

　◎イダペガサスは16年セレクトセールで4860万円（税込み）で取引された一頭。異父兄には1000万下Ｖの実績を持つレッドルモンドがいる。馬格があり、パワーにあふれるフットワークはいかにもダート馬といった雰囲気だ。美浦Ｗで併せ馬を中心に乗り込まれ、古馬を圧倒するなど走る下地は十分。勝った気性も初戦向きだろう。一方、関西馬の鼻息が荒い。ダンケシェーンとキタサンデイジーが強敵になる。

【土曜東京５Ｒ・３歳上500万下】

　◎ロードナカヤマは３戦連続で武藤雅騎手に手綱が託される。「（前走は）位置取りが後ろ過ぎた。あの馬場では厳しかったね」とは陣営。「ただ逆を言えば、よくあの馬場で追い込んだ。出脚がつかなくても急がせなかったし、武藤がうまく乗ってくれた」と好騎乗を評価した。直前追いは美浦Ｗで半マイル追い。４Ｆ53秒４は前回と同じでも、楽に伸びた脚勢は印象的だった。「硬さのある馬が、今回は伸び伸びと走れている。前走よりも状態はいい」。３連単軸１頭マルチで高配狙いといく。

【土曜東京12Ｒ・３歳上1000万下】

　土曜の東京は雨の予報。位置取りと適性の高さが明暗を分けそうだ。◎エクラミレネールは先行力があり、なおかつ道悪は鬼。ベストパフォーマンスは３走前の隅田川特別。降雨の影響でかなり馬場が悪くなっていたなか、２着馬に７馬身差の圧勝劇には驚いた。上級でも差のない競馬ができる地力に加えて願ってもない条件が重なった今回、狙わない手はない。堅実な○ハウメアが相手の本線に。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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