逃走注意!◎カレンリスベット

 15日の京都4R新馬戦で、鮮やかな逃げ切りを決めたクレヴァーパッチ(牡2歳、美浦・加藤征弘厩舎)。「実質の追い切りが月曜日。見ていなかったでしょ?」ということで師にスマホで見させてもらったが、500万下の僚馬カーネリアン(牝3歳)を追いかけてぶっちぎった走りは新馬とは思えないほど迫力があった。「この馬はまだまだ良くなるよ」。次走は未定ながら、しばらく追いかけてみたい。

【日曜東京1R・2歳未勝利】

 同じ加藤征弘厩舎の◎グラデュエイトの直前追いもすごかった。直線は追われる相手を尻目に、手綱を持ったままで豪快な伸び脚。「頭は高いが、追えば(体が)沈むからこれでいい。ただ、追って切れるタイプはないからね。そのあたりをダートで補えれば」。そして「(同じレースに出走する美浦・田村康仁厩舎の)ワンダーツーはいい競馬をしているよね。今回も崩れないと思う。あの相手にどこまでやれるか」とライバル分析も怠っていなかった。馬連一本で勝負。

【日曜東京10R・甲斐路S】

 美浦・国枝栄厩舎が2頭出し。人気が予想されるプロディガルサンよりも、馬券的に面白いのは◎カレンリスベットの方だ。「このメンバーなら逃げることも考えている」とトレーナー。少頭数、さらには道悪馬場。プロディガルサンとの兼ね合いも考えれば、ある程度レースの流れをつくりたいと思うのは必然だろう。一方で、カレンは道悪巧者。3走前の常総S(10番人気3着)は軽ハンデの恩恵もあったとはいえ、スイスイと脚を伸ばして3連単492万馬券の立役者となっている。さらには東京で良績を残すサウスポー。過去には9カ月ぶりのレースを逃げ切ったこともある。単勝と馬連で。

【日曜東京12R・3歳上1000万下】

 ◎エニグマは雨中の東京で未勝利戦をV。前走の中山戦も稍重で時計の出やすい馬場だったなか、先に抜け出した2着馬を届かないような位置から差し切った。軽い砂質が、今回も自慢の末脚を強力プッシュ。加速に時間を要する現状から距離延長もプラスに働きそうだ。ヴィジュアル的にも楽しめるタイプで、まだまだ追い掛ける手は十分。ひと叩きで馬体が締まった○リヴェルディが相手に。

(馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹)

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