負けられない!◎オウケンムーン

【土曜新潟2R・2歳未勝利】

 ◎オウケンムーンのデビュー戦は内々で動けなくなってしまい、徐々にポジションを下げる形。4角では最後方に位置していた。そこから一番外へ持ち出すと、メンバー最速となる上がり3F33秒4をマーク。脚力は示しており、外から上手に進出していれば勝利まであったかもしれない。使っての上積みが見込め、癖をつかんだはずの鞍上・北村宏司騎手の手綱なら着順を下げることはない。

【土曜新潟5R・2歳新馬】

 ◎ナンヨーイヴェールは田中剛調教師が自ら調整を続け、直前でジョッキーが感触を確かめる臨戦過程。厩舎の大将・ロゴタイプも近走はこのパターンを取り入れており、個人的には同厩舎の『必勝パターン』と決めつけている。「特にそんなわけでもなですよ」とトレーナーは笑うが、調教の動きや会話のトーンから走る馬であることは間違いないだろう。強力な関西馬を相手にどんな競馬をするのか、注目が集まる。

【土曜新潟12R・3歳上500万下】

 ダート6F戦にしては出の鈍いメンバーがそろった。だんご状態からの差し合いなら◎サンマルライバルの出番があってもいい。もともと新馬戦Vの好素材。2月の東京戦でも見せ場十分の末脚で3着に追い込んでいる。前走は狭いところに入っての7着。スムーズならあの着順ほどの差はなかったはずだ。鞍上が意地でも手放さないこの馬の素質と、巻き返しに燃える意気込みにここはかけてみる。

(馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹)

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