雨が降れば◎スペチアーレ
先週日曜の福島8Rを勝ったタケショウベスト。武石さんは馬主歴50年の大ベテランで、現役当時に5勝を挙げた母タケショウレジーナを筆頭に、コンスタントに勝ち馬を輩出してきた。時季的なことや年齢から長時間の移動は控えたかったそうだが、陣営の「口取りを」という強い希望により、一人で福島競馬場へ駆けつけた。
人柄のいい武石さんを応援する厩舎は数多く、馬を任された”野平祐二”一派からは悪い話を聞いたことがない。また目利きには自信があり、馬選びはいつも一人。牧場も自らレンタカーを借りて回っているという。その分、馬への愛着もひとしお。現在は秋に入厩予定の2歳馬を心待ちにしており、微力ながら、何か協力できることがあれば…と思っている。
【土曜福島5R・2歳新馬】タケショウレジーナやタケショウオージなど、国枝栄厩舎の”タケショウ”はよく走っているイメージがある。思い出話にふけっていたが、やはり気になるのは今週の出走馬。◎シーザライトは「追い切りは、もう少しビシッとやっても良かったなあ。ただ、実戦で変わりそうな雰囲気はある」と若干トーンは下がっていたものの、表情はまんざらでもなさそう。あくまで当日の気配次第ながら、当コラムでは勝負馬の一頭として挙げておく。
【土曜福島11R・白河特別】「メインはアペルトゥーラとミエノドリーマーの1着同着で」と願望を口にしたのは、これまた国枝調教師。ともに状態面に不安はないという。それでも筆者の本命は”タケショウ”ラインでもある矢野厩舎の◎スペチアーレ。直前追いで鋭い走りを披露するなど、出来は絶好。ひと雨があれば鬼に金棒とみている。
【土曜福島12R・3歳上500万下】前走の◎ドウカンヤマはスタートで後手に回るロス。ハナを奪うまでに脚を使ったこともあり最後は止まってしまったが、久々だったことを考慮すればむしろ褒められていい。休養前に現級でV歴があり、当時は前半3F33秒8のハイペースを踏ん張ったもの。2、3番手が失速、さらに差し馬が上位に食い込んだように中身も濃かった。叩いた上積み+連続騎乗の武藤ならあっさりと巻き返せる。
(馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹)
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