先行力を生かして◎ジッテ

 宮崎北斗騎手とは、騎手とマスコミというよりも”パパ友”という感じの間柄。顔を合わせれば子どもの話が中心だ。彼のことは10代の頃から知っており、人なつっこい笑顔と素人丸出しの変則的な投球フォーム(?)はいくつになっても変わらない。

 「11月が予定日です」と、2人目の子どもに会える日を指折り数えている。「稼がないとね」には、表情を引き締めて「頑張ります」。いつになくりりしい顔つきに、北斗も父親になったんだな~と改めて実感した次第だ。

【土曜・福島6R・3歳未勝利】

 そんな同騎手が「ジッテは前走2着。馬主の山上(和良)さんにはかわいがってもらっているし、何とかしたいです」と力を込める。近2戦が好内容。特に、あと少しのところにまで粘った前走は確実な地力強化をうかがわせた。以前はケイコでも動かなかった馬が、今は美浦Wで5F67秒台。これが好調のバロメーター。併せ馬でしっかり追っていることもプラスで、ここは狙える。

【土曜・福島4R・3歳上障害オープン】

 ◎メイショウヤギリは前走の圧勝ぶりを見て、無条件で次は狙おうと思っていた一頭。前々でさばける強みに巧みなジャンプと、欠点が見当たらない。ここもいけるだろう。

【土曜・福島12R・3歳上500万下】

 芝、ダートともに逃げ、先行馬の天下となった先週の福島競馬。今週も傾向は変わらないだろう。◎リヴァイアサンは昇級の前走で4着。ハイペースを追い掛けながらも、最後までしぶとく踏ん張っていた。ラチ沿いを巧みに立ち回った機動力を思えば、小回りコースは合わないわけがない。追い切りもバリッと動けており、ここは中心に期待できる。前でさばける○シベリウスが相手の本線だ。

(馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹)

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