このデイリーオンラインの『ＰＯＧ記者の指名馬』で”隠し球”として推奨したエイシンフラッシュ産駒・カヴァルが入厩した。

　「本当にすごい馬体をしている。楽しみにしておいてよ」とは取材当時の勢司和浩調教師の弁だったが、なるほど、その言葉通りのすごい馬体。まだ緩さはあるとはいえ、トモとお尻の厚みは鍛えればかなりの筋肉に変わっていきそうだ。ゲート練習を始めており、順調なら新潟でデビュー。注目してほしい。

【日曜東京５Ｒ・２歳新馬】

　◎スワーヴエドワードもエイシンフラッシュ産駒。こちらも見栄えが良く、走らせると大きなフットワークが印象的だ。戸崎圭太騎手は「長くいい脚を使えることがセールスポイント。この条件も合っている」と評価する。国枝栄調教師は「前向き過ぎる気性が心配だが、素質は間違いなくあるからね。乗り込んできたし、あとはレースへ落ち着いて臨めれば」と不安を口にしながらも、表情には余裕があった。やはり当日の気配が鍵。それでも、今のところはアタマで勝負をするつもりでいる。

【日曜東京８Ｒ・３歳上500万下】

　◎インシュラーはデビュー戦Ｖの好素材。続く前走のひめさゆり賞は３、４角で２度の不利があっての敗戦で、全く気にする必要はない。ひと息入れたが、入念に乗り込まれた成果で今週は併せ馬で楽に先着。仕上がりに不安はなく、パワーアップを遂げた姿を見せてくれるだろう。初戦と同じ東京芝1800ｍで２勝目を狙う。

【日曜東京12Ｒ・３歳上500万下】

　◎アポロナイスジャブが連闘で勝負をかけてきた。前走は４角で外へ出すといったんは抜け出しそうな勢いを披露。強い勝ち馬をつかまえに行った分、最後は息切れしたが、中身の濃い３着だった。東京ダート１６００ｍを最も得意としており、時計が速くなっても対応が可能なセンスは魅力。鞍上も連続騎乗の吉田豊なら何も心配はないだろう。さらに調子を上げている○サンチェサピークが相手に。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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