出来上昇!トミケンボハテル

 園田で行われた兵庫チャンピオンシップはタガノディグオがV。1番人気に支持されたリゾネーターは4着に敗れた。ある関係者はこう言って同情する。

 「関東からの輸送が結構こたえたんじゃないかな?初めてのマイナス体重だったしね。ゴールデンウイークは道路が混むし、関西馬とイーブンの状態で戦うことは難しいよ」

 さらに「栗東に滞在して調整するとか、早めに園田に入れて現地になじむとか。”縛り”があって思うようにいかないところはあるけれど、重賞レースくらいはね」と嘆いた。

 東西で、使用できる馬運車も違うという。「あまりスポットは当たらないけど、厩舎にとって輸送は大きな問題。海外へ行く馬も多くなってきたし、少しずつでも改善されればいいね」と話して調教スタンドを後にした。

 クイーンエリザベス2世Cを勝ったネオリアリズムは、輸送を含めて海外競馬への対応のノウハウを熟知する堀宣行厩舎の所属であることも勝因だろう。いずれにしても、輸送に関する問題や指摘は今後も続きそうだ。

【土曜・東京3R・3歳未勝利】

 ◎トミケンボハテルのデビュー戦は逃げて2着。ひと息入れて迎えた2戦目は、位置取りを下げてのレースぶり。ペースで上がったところで若干手こずったが、バテずに伸びている。長くいい脚を使えるタイプだけに、直線の長い東京は間違いなくプラス。追い切りの動きも格段に良くなっており、狙うなら今回だ。

【土曜・東京10R・メトロポリタンS】

 ◎プレストウィックは長めの距離で安定した走り。近年では珍しく、長ければ長いほどいいタイプだ。重賞でも差のないレースを続けて力量は、ここに入れば大威張り。長めをしっかりと乗り込んできた調整過程も文句なしで、ここは勝ち負けが期待できる。

【土曜・東京12R・4歳上1000万下】

 ◎フィールザプリティの前走は一気のペースアップに戸惑ったうえ、4角では砂をかぶって頭を上げる場面。最後は無理をしなかっただけに大敗は仕方がない。現級連対の地力に加え、当舞台では強力な牡馬相手に好走の実績も。他馬にはないタフな競馬を経験してきた強みがあり、出来も申し分ない。一気に巻き返す。○ヴァローアは前残りの展開を追い込んだ前走内容が優秀で、相手の本線に。

(馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹)

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