『両雄並び立たず』。競馬に関して２強ムードの時こそ、得てして予測もできない結果が待つことが多い。荒れる春天なら、なおさらだ。キタサンブラックとサトノダイヤモンド。２強が沈むことまで想定した馬券が、本日の勝負馬券だ。予想は馬サブロー紙面＆携帯サイトにて－。

【東京５Ｒ・３歳未勝利】現時点での未勝利戦は、かなりレベルが下がっている。さらに芝２３００ｍという特殊な舞台設定は、いかにも荒れそうな雰囲気。好素材◎ロンギングアリーナで勝負になる。デビューが遅れたとはいえ、馬っぷりの良さ、走りっぷりの良さは競走馬としての資質の高さを示すもの。併せ馬で常に優勢に動いてきた過程も推せるポイントだ。スムーズなら突き抜けても驚かない。

【東京７Ｒ・３歳500万下】３回中山は雨が多く、ダート短距離戦は軒並み時計の速い決着が多かった。その条件を決して歓迎していなかった◎シーエーパイロットだが、しっかりと伸びて３着。勝ち時計は開催２番目に速いもので、褒められていい内容だった。手前の変え方にぎこちなさを残すだけに、東京変わりは歓迎材料。暖かくなって、出来もさらに上向いている。

【東京12Ｒ・４歳上1000万下】◎ディライトフルは２走前の内容が秀逸。１年７カ月ぶりの実戦ながらも、ひるむことなく内から突き抜けてきたレースぶりは、資質の違いを感じさせた。前走大敗後は無理使いをせずにリフレッシュに専念。そのかいあって１週前は栗東坂路で好時計。直前も軽快な動きを披露ときっちりと仕上げての東上だ。配当妙味が見込めるここは絶好の狙い目。東京長丁場なら○サンホッブズが強敵になる。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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