新厩舎

 総工費は約63億円-。いよいよお披露目となった、美浦トレセンの新厩舎が構える”北の杜”エリア。入居はモデル厩舎を含めて14厩舎で、そのなかの木村哲也厩舎にお邪魔させてもらった。

 床は脚元を傷めないようにゴムが、また高く広がる天井には大型扇風機を完備。熱気を外へ出すためだ。対面式の馬房は3・3m×4m。北海道の牧場などに多いつくりだと言う。

 そして、厩舎の真ん中にどど~んと構えるのがウオーキングマシン。「ウオーミングアップ、クールダウン。そのほかには、背中の弱い馬などはこれで歩かせることができる」と師はいろいろな使い方を考えている。これから徐々に引っ越しが始まるが、生活環境の変化が結果にどう表れるのか、しばらく新厩舎に注目していきたい。

【土曜・東京3R・3歳未勝利】

 ◎リバーサルフィルムは仕切り直しの一戦。「先週復帰の予定もあったが、万全を期して今週へ。動きが良くなったし、いきなりから」と加藤征弘調教師は話す。最終的には東京ダート1400mを復帰戦に選択。「ルメールを確保できたのは大きいね。距離短縮も問題ないし一発で決めてほしい」と力が入る。秘める能力は相当高く、未勝利にとどまる器ではない。

【土曜・東京7R・3歳上500万下】

 ◎クリノフウジンは控える競馬で真価を発揮。断然の1番人気馬を難なく差し切った脚はインパクト十分で、上のクラスで戦えるレベルと判断した。前半にじっくりと構えられる東京に加えて、いかにも手の合いそうな内田博幸騎手。さらに人気も手頃とお買い得だ。

【土曜・東京12R・4歳上1000万下】

 ◎オニノシタブルの前走はスローペースに加えて終始外を回るロス。それでも上がり3F35秒台の脚を使っての追い上げは見せ場十分で、改めて力のあるところを示した。前走後は無理をせず得意の東京ダート7Fを待ってしっかりと乗り込んできた。その成果で動きと走りは好調時と遜色がなく、胸を張って出走できる状態だ。ある程度流れそうなメンバー構成だけに、この馬の末脚にかけてみる。

(馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹)

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