休養明けが狙い目◎ロッカフラベイビー

 今シーズン最後の新馬戦。意外だったのは、斎藤誠厩舎の新馬勝ちがゼロだったこと。最後の最後で勝ちをさらう算段だが、期待のジュンマシュウは2度の除外でスライド出走。結果は果たして-。

【日曜・中山4R・3歳新馬】

 今シーズン最後の新馬戦は◎シグネットリングに期待した。ルーラーシップ産駒らしい、見栄えのする好馬体。まだ体が緩くエンジンのかかりは遅いが、勢いに乗ったフォームは派手。走る馬の雰囲気を感じさせる。ペースが上がらない条件だけに、追走に苦労することもないだろう。配当妙味もありそうなだけに狙ってみる。

【日曜・中山9R・幕張S】

 今週は天気が崩れ、どの調教コースも状態が悪かった。追い切りを翌日に回した厩舎も多くあったほど。そんななかで◎セイクレットレーヴは、芝で5F64秒0。もたつくところがなく、軽やかな走りっぷりが印象的だった。近走の不振から、条件を変えることはいい刺激になるはず。3連系の軸で狙ってみる。

【日曜・中山12R・4歳上1000万下】

 ラベンダーメモリーが逃げ宣言。ただ先週までの傾向と、つつく馬がいないこのメンバー構成ならペースが上がることはまずないだろう。決め手勝負なら◎ロッカフラベイビーの出番だ。2走前の新潟戦はメンバー最速の上がり3F32秒6。ためればためるだけはじける脚があり、特に休ませたあとに切れが増す傾向にある。馬群の中からでも脚を使えるタイプで中山も問題なし。狙うなら今回だ。

(馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹)

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