ノラネコの意欲を買った

 来週から新人ジョッキーがデビューする。関東は木幡初広騎手の三男・育也。横山典弘騎手の三男・武史。そして武藤善則調教師の息子・雅の3人。「掛かったら競馬で乗せないと言ってある」と雅の追い切りを厳しく見守った父・善則。ゴール後「今の騎乗は何点でしたか?」には、「追うところがなかったし、点数はつけられないよ」とはぐらかされたが、その表情は明るかった。「俺の新人の頃?覚えているよ。初勝利を挙げたレースはとても見せられない」と騎手時代を懐かしそうに振り返った。

 「横山君には土曜1R、うちの馬を準備している」とは加藤征弘調教師。「最初だしね、緊張すると思うよ。がむしゃらに頑張ってほしい」とエールを送った。

 木幡育也はきょうだいで一番、上手だという話。「兄(巧也)の記録を抜いて、新人賞を狙う」というのは、決してリップサービスではなさそうだ。今のところ3人がぶつかるレースは未定だが、ぜひとも競馬界を盛り上げてもらいたいものだ。

【土曜・中山7R・3歳500万下】

 ◎ニシノストーリーはクイーンCを除外されて、500万下の芝1400mへ。前走は1600mでハマったあとだけに、やはり忙しかった。「体は維持できているし、コーナー4つも悪くない」と陣営。2度目の松岡正海騎手で反撃に出る。

【土曜・中山8R・4歳上500万下】

 ◎ノラネコは中央未勝利時代の内容は決して悪いものではない。成長過程があるとはいえ、現在準OPで好走する馬と好戦してきた実績。気難しいところがあって、なかなか能力全開と行かないが、鞍上代わりとシェイプアップに励んだ中間の意欲を買ってみたい。

【土曜・中山12R・4歳上1000万下】

 前走の◎ビービーサレンダーは積極的にハナを奪うと、そのまま押し切るかというような粘りと頑張り。ゴール前でわずかにつかまったが、見せ場は十分だった。4走前も強力なメンバーで差のない競馬をしているように、クラス上位の力は疑いようのないもの。得意の中山で、行き脚がひと息のメンバー構成…積極策から後続を封じ込める。太めを叩いて中山に参戦してきた○アレットが強敵に。

(馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹)

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