パワー勝負

 中山競馬場は木曜日に、この冬初めて凍結防止剤を散布。これで、極端に上がりの掛かるような競馬はなくなると思っていた。実際、中山競馬場の馬場造園課は「凍結防止剤によって時計がかかることはない」と話している。ところが、ある関係者は「馬場が重くなる」と断言。今よりも時計が掛かると見ているのだ。この話を他関係者に振っても、意見は分かれた。筆者が最も信頼しているコメンテーターに聞くと「どちらも正解」との返答。「まいたタイミングと、その後の天気に左右されるんだよ。砂に含まれる水分が少ない状態なら時計は掛かる。逆に水分が多いと脚抜きが良くなって時計が速くなる。今週? 実際中山の馬場を見ていないから分からないけれど、美浦の馬場状態で判断するなら、時計は掛かる」とのこと。オマエを信じよう。パワータイプで勝負する。

【土曜・中山8R・4歳上1000万下】

 ◎ケンコンイッテキは500キロを超す雄大な馬格。それに加えて、骨格がしっかりとしており、体質の強さがセールスポイント。重めを残さないように意欲的に調整されたこともあって、状態は過去最高だ。短距離向きの先行力、また坂をこなすパワーを兼ね備えており、ここはプッシュしたい。

【土曜・中山11R・ジャニュアリーS】

 ◎ワイドエクセレントは得意の中山戦を待っての復帰戦。2走前の内容は優秀で、もまれずスムーズな競馬ができればチャンスは十分だ。550キロの馬体はひときわ目立つ存在で、持ち前のパワーで押し切りVを狙う。

【土曜・中山12R・4歳上1000万下】

 ◎イーグルアモンの前走は外差しが決まる願ってもない馬場状態だったが、直線に向くと前が壁、外も壁。行き場を失い、やむを得ず内へ切り込んでの9着は仕方のない結果だったと言える。自分の形に持ち込めれば鋭い決め手を使えるタイプ。2走前もゴール前の伸びは目立っており、乗り慣れた勝浦に戻ることはプラスに働くはずだ。中間の気配から出来落ちもなく、一気の差し切りを期待する。

(馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹)

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