アルファヒディが21日に入厩 兄はダービー馬シャフリヤール

 「POG2歳馬特選情報」(22日)

 〈栗東〉2021年のダービー馬シャフリヤール、G1・2勝馬アルアインを兄に持つアルファヒディ(牡、父ハーツクライ、池江)が21日に入厩。近況について池江師は「父がハーツに変わった分、アルアインの今の時期に比べて良化はスローかな。まだしっかり筋肉がついていないし、これからだね。アルアインは二千がベストだったが、距離はもう少し長くても良さそう。まずはゲート試験を目標に」と話した。

 17日の小倉で新馬戦を快勝したスリーパーダ(牝、斉藤崇)は、小倉2歳S(9月5日・小倉、芝1200メートル)へ向かう。16年オークス馬シンハライトの半妹。「好位で競馬ができたのは良かった。若さが改善されれば、さらに」と斉藤崇師。

 3日の小倉新馬戦でVを飾ったシホノディレット(牡、杉山佳)はダリア賞(8月7日・新潟、芝1400メートル)へ。ダートで勝ち上がったが、「使った後も元気いっぱいなので芝を試してみます」と杉山佳師。鞍上は引き続き浜中。

 〈美浦〉重賞3勝馬ロードクエストの全妹クランプ(父マツリダゴッホ、小島)が、坂路で併せ馬を行い素軽い動きを披露。4F53秒6を記録した。「クエストよりも気性は素直ですね」と小島師。夏の新潟開催でのデビューを予定している。函館に入厩しているシルバーステート産駒の僚馬アルゲンテウス(牡)は、近親にブエナビスタがいる血統。師は「血統的に楽しみです」と期待を寄せた。

 〈函館〉北海道静内農業高等学校の生徒が生産し、北海道サマーセールで2500万円(税抜き)の値がついたテイエムケントオー(牡、父マクフィ、栗東・五十嵐)が先週末から函館に在厩。8月7日の函館5R(芝1200メートル)か同14日の札幌5R(芝1500メートル)でのデビューを視野に入れている。

 半兄に17年ニュージーランドT2着のメイソンジュニアがいるシャーマンズケイブ(牡、父ハーツクライ、美浦・尾関)は、8月1日の函館5R(芝2000メートル)で初陣を迎える。「常歩の感じなんかは古馬みたいにどっしりしている」と加藤助手。

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