バニシングポイント 馬の様子次第でコスモス賞を視野に

 「POG2歳馬特選情報」(5日)

 〈栗東〉ダリア賞(8日・新潟、芝1400メートル)の追い切りが行われ、アスコルターレ(牡、西村)が、坂路を単走で4F53秒4-11秒9の好タイムをマーク。「(4F)55秒ぐらいの予定でしたが、無理はしていません。具合はいい。あとは長距離輸送と左回りを克服してくれれば」と三藤助手。ジャカランダレーン(牝、中内田)も坂路で4F53秒6-12秒2の好時計。併せ馬で半馬身先着を果たした。騎乗した福永は「いい動きだった。若干落ち着きも出てきているよ」と上積みを強調した。

 15日の小倉6R(牝芝1200メートル)でデビュー予定のスクウェアセイル(牝、父トゥザワールド、坂口)が、川田を背にCWで1週前追い切り。ノブフランクリン(3歳1勝クラス)と併せて6F83秒7-11秒8をマーク。1馬身先着を果たした。坂口師は「順調に仕上がっています」と好感触を口にした。

 〈美浦〉近親に95年オークス馬ダンスパートナーや96年菊花賞馬ダンスインザダークがいるバジオウ(牡、父ルーラーシップ、田中博)が、坂路で追われて軽快な動きを見せた。「ポテンシャルは高いです」と田中博師。23日の新潟5R(芝1800メートル)でデビュー予定。僚馬で函館2歳S8着のフォルセティ(牡)は、ヤマボウシ賞(9月26日・中京、ダート1400メートル)を予定している。

 〈札幌〉2日の札幌で新馬勝ちしたバニシングポイント(牡、美浦・藤沢和)は、引き続き札幌に在厩。馬の様子次第で、コスモス賞(15日・札幌、芝1800メートル)を視野に入れる。6月の東京で新馬Vを飾ったノックオンウッド(牡、美浦・堀)は、クローバー賞(23日・札幌、芝1500メートル)に向かう。

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