「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（９日）

　〈栗東〉４日の阪神新馬戦で２着だったヨッシーフェイス（牡、寺島）は、１８日の阪神１Ｒ（ダート１２００メートル）で初Ｖを目指す。ダートＧ１２勝馬サンビスタの半弟。「あの（不良）馬場で好走できたのは収穫。上積みは見込めるので」と寺島師。

　５日の阪神新馬戦で８着に敗れたサンデージャック（牡、宮本）は、１９日の阪神２Ｒ（芝１４００メートル）で巻き返しを図る。エタリオウの異父弟。宮本師は「競馬を覚えさせる」と話した。鞍上は引き続き松山。

　〈美浦〉逃げてＧ３３勝を挙げたマルターズアポジーの全弟ゴスホーククレスト（牡、堀井）のデビューが、新潟開催の後半へ延期になった。当初は今週の福島を予定していたが、「ちょっと疲れが出たので。かえっていい休養になると思う」と堀井師。Ｇ１５勝馬アパパネの４番子で、初の牝馬となるアカイトリノムスメ（父ディープインパクト、国枝）も新潟デビューを予定している。

　〈函館〉半兄に現オープン馬のエルデュクラージュがいるミルウ（牝、父ハービンジャー、栗東・友道）は、２６日の札幌５Ｒ（芝１８００メートル）でデビュー予定。安田助手は「まだ緩いところはあるが、追い切りを重ねるごとにしっかりしてきている」と好感触。

　１３、１４年のヴィクトリアＭを連覇したヴィルシーナを母に持つ僚馬ディヴィーナ（牝、父モーリス）は、８月１日の札幌５Ｒ（芝１５００メートル）でデビュー予定。「体の大きい馬ではないが、母もヴィブロスも調教をやり始めてから仕上がりは早かったので、この馬もレースまでには態勢が整うと思う」と同助手。

　母はＧ１２着３回のローズバド。“華麗なるバラ一族”の血を引くサンギネア（牝、父エイシンフラッシュ、美浦・小島）は、１９日の函館５Ｒ（芝１８００メートル）に吉田隼とのコンビでデビューする。