「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（７日）

　〈栗東〉３日の小倉未勝利戦を勝ったローランダー（牝、湯窪）は、引き続き幸とのコンビでひまわり賞（８月２４日・小倉、芝１２００メートル）へ。「内容は悪くなかったし、上積みもありそう。まだ余裕もあったからね」と湯窪師。４日の小倉新馬戦を勝ったシリアスフール（牡、西村）は放牧へ。「マイルという感じの馬でもないので、年内の目標はホープフルＳ（１２月２８日・中山、芝２０００メートル）になって行くと思う。その前にどこを使っていくのかは、馬の様子を見て、オーナーと相談してから」と西村師。

　〈美浦〉ダリア賞を完勝したエレナアヴァンティ（牝、宗像）の次走について、宗像師は「状態次第で、新潟２歳Ｓ（２５日・新潟、芝１６００メートル）に行くかも」と話した。３日の新潟未勝利戦を勝ったカイアワセ（牝、星野）も同レースを視野に。

　１７日の新潟５Ｒ（芝２０００メートル）でデビューするクロスキー（牡、父ハーツクライ、国枝）がＰで併せ馬。３歳１勝クラスをあおる手応えで併入した。兄姉に３頭の重賞ウイナーがいる良血に、「まあまあかな。暑さで様子を見ながらだが、来週サラッとやれば十分」と国枝師。

　〈函館〉１６年スプリングＳ覇者マウントロブソンの全妹ミヤマザクラ（牝、父ディープインパクト、栗東・藤原英）が、１８日の札幌５Ｒ（芝１８００メートル）でデビュー予定。「“さすがディープ”というフットワーク。ゆくゆくは大きい舞台へ行ってもおかしくない」と田中博助手の評価は高い。近親に重賞４勝のルージュバックがいる、僚馬のダノンオスカル（牝、父キングカメハメハ）は３１日の札幌５Ｒ（芝１５００メートル）を予定。同助手は「骨格がしっかりしていて、いい素質を持っている」と話した。２頭とも鞍上は藤岡佑に依頼している。