「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（３１日）

　〈栗東〉７月２７日の小倉新馬戦を快勝したカイルアコナ（牝、高橋忠）は、小倉２歳Ｓ（９月１日・小倉、芝１２００メートル）を目標に。「まだ幼いし、これからの馬。１度放牧に出します」と高橋忠師。

　７月２８日の小倉で新馬勝ちを飾ったカリニート（牡、大根田）も同レースを視野に。「遊んでいたところもあったけど、最後は一生懸命走ってくれた。フェニックスは中１週になるしね。暑さでへばらないようなら、２歳Ｓに行きたい」と大根田師。

　７月６日の中京で新馬勝ちを飾ったファシネートゼット（牝、平田）は９月２８日の阪神５Ｒ（ダート１４００メートル）で２勝目を狙う。

　〈美浦〉近親に０７年共同通信杯２着のダイレクトキャッチがいるロッソビアンコ（牝、父オルフェーヴル、鹿戸）が、１７日の新潟５Ｒ（芝２０００メートル）でデビュー予定。７月３１日の美浦坂路では４Ｆ５３秒１を計時し「軽くていい動きをする。気難しさも見せていない」と鹿戸師。

　７月２７日の新潟で初陣Ｖを決めたスマイルカナ（牝、高橋祥）は放牧。「北海道に戻して、秋に備えます」と高橋祥師。

　〈札幌〉７月２８日の札幌未勝利で初勝利を挙げたアメージングサン（牡、美浦・奥村武）。今後について、奥村武師は「２回使いましたからね。ひと息入れて、京王杯２歳Ｓ（１１月２日・東京、芝１４００メートル）か、福島２歳Ｓ（１１月１０日・福島、芝１２００メートル）を視野に」と見通しを語った。

　ディープインパクト産駒のラザフォード（牝、美浦・藤沢和）が、ルメールを背に芝で５Ｆ７２秒２－１３秒４を計時。「お利口さん。いい馬ですよ。ストライドの大きな馬。楽しみです」と藤沢和師。１８日の札幌５Ｒ（芝１８００メートル）でデビュー予定。

　ジャスタウェイ産駒のショウリュウハル（牝、栗東・佐々木）は芝で３頭併せを行い、５Ｆ６７秒８－１２秒０で最先着。騎乗した松岡は「体はできているし、息遣いもいい。素質は感じる。芝向きの軽い走り」と高評価。１０日の札幌５Ｒ（芝１５００メートル）を予定。推定４５０キロ。