「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（１２日）

　〈栗東〉新馬戦を８馬身差で圧勝したヴェロックス（牡、中内田）が栗東ＣＷで野路菊Ｓの最終リハ。ルモンド（２歳新馬）、フェアレディ（３歳未勝利）と３頭併せを行い、６Ｆ８４秒８－３９秒６－１１秒７で前者に首差先着し、後者と併入した。「先週よりも今週の方が動きは良かったです。メンバーは変わりますが、どんな競馬をしてくれるか楽しみ」と猿橋助手。

　すずらん賞４着のイッツクール（牡、武英）は、引き続き松田とのコンビでききょうＳ（２２日・阪神、芝１４００メートル）を目指すことが決まった。２日の新潟で新馬戦を勝ったジャスパージャック（牡、森）は、芙蓉Ｓ（２３日・中山、芝２０００メートル）を視野に。

　１６年プリンシパルＳを制したアジュールローズの半妹アーズローヴァー（牝、父キンシャサノキセキ、松下）は、２３日の阪神６Ｒ（ダート１４００メートル）でデビューする。「すごくおとなしくて、動きもいい。時計も出ています。距離は千四、千六くらいが良さそう。芝でもいけそうですね」と松下師。

　〈美浦〉藤沢和厩舎の動向。８月末に帰厩したグランアレグリア（牝）はサウジアラビアＲＣ（１０月６日・東京、芝１６００メートル）へ。８月の札幌で初陣Ｖを決めたフランケル産駒のミリオンドリームズ（牝）は、アルテミスＳ（１０月２７日・東京、芝１６００メートル）へ向かう。７馬身差で未勝利勝ちしたコントラチェック（牝）はサフラン賞（３０日・中山、牝、芝１６００メートル）、昨年のオークス馬ソウルスターリングの半妹シェーングランツ（牝）の次走はアイビーＳ（１０月２０日・東京、芝１８００メートル）の方向。