「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（１４日）

　〈栗東〉フェニックス賞を逃げ切り、無傷の２連勝を飾ったシングルアップ（牡、寺島）は、引き続き松山とのコンビで小倉２歳Ｓ（９月２日・小倉、芝１２００メートル）へ向かう。「レース後も順調です。馬体増はしっかり調教を積んでのもの。次も楽しみです」と寺島師。

　１１日の小倉５Ｒで新馬勝ちしたエイシンノホシ（牝、沖）、１２日の小倉１Ｒで初勝利を挙げたマイネルエイブ（牡、西園）も同レースに参戦。

　〈美浦〉７月１５日の福島５Ｒで新馬勝ちしたカイザースクルーン（牡、相沢）は芙蓉Ｓ（９月２３日・中山、芝２０００メートル）で連勝を狙う。１２日の新潟１Ｒで初勝利のトーラスジェミニ（牡、小桧山）は放牧へ。

　１２日の札幌５Ｒ新馬戦を、単勝１・７倍の断トツ人気に応えて快勝したミリオンドリームズ（牝、藤沢和）は、美浦へ戻って秋の東京開催に備える。コスモス賞４着のトーセンギムレット（牡、萱野）は札幌２歳Ｓ（９月１日・札幌、芝１８００メートル）へ。

　〈札幌〉７月２９日の札幌５Ｒ新馬戦で５着に敗れたソウルスターリングの半妹シェーングランツ（牝、藤沢和）は、１８日の札幌２Ｒ（芝１８００メートル）で初Ｖを狙う。千島助手は「新馬戦はパドックで急に気持ちがなくなるような感じだった」と敗因を分析する。

　同レースを快勝したクラージュゲリエ（牡、栗東・池江）は、Ｍ・デムーロとのコンビで札幌２歳Ｓへ。同日の札幌５Ｒ（芝１５００メートル）には、ディープインパクト産駒の僚馬レースガーデン（牝、母ウィンターコスモス）がデビュー予定。こちらも、鞍上はＭ・デムーロ。「芝のマイルから中距離タイプ」と池江師。