「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（１４日）

　〈栗東〉１７年１歳セレクトセールで１億８０００万円（税抜き）の高値がついたホウオウライジン（牡、父キングカメハメハ、矢作）は、１７年のダービー馬レイデオロの近親。２４日の阪神５Ｒ（芝１８００メートル）でデビュー予定。鞍上はＭ・デムーロ。史上３３頭目のＪＲＡ顕彰馬に選出されたロードカナロアの全弟ロードオヒア（父キングカメハメハ、安田翔）は、３０日の中京５Ｒ（芝１６００メートル）を目標にしていたがゲート試験不合格に。「デビューを延期します」と師。

　１４年朝日杯ＦＳを制したダノンプラチナの全妹ミッキーバディーラ（父ディープインパクト、音無）は今週中に入厩。僚馬で同じ父を持つフランクリン（牡）はゲート試験に受かれば放牧へ。

　ヴィクトリアピース（父ヴィクトワールピサ、橋口）は、毎日杯の覇者でダービーでも注目（２番人気５着）されたブラストワンピースの半妹。１４日にゲート試験をパスした。「フットワークが良く、いいモノを持っています」。いったん放牧に出され、夏の新潟デビューを視野に入れる。

　〈美浦〉９日の東京でデビュー戦Ｖを飾ったレノーア（牝、相沢）はダリア賞（８月４日・新潟、芝１４００メートル）へ。同レースで３着のフェルシュテルケン（牡、手塚）は３０日の福島１Ｒ（芝１８００メートル）で初勝利を目指す。半姉に昨年オークス３着馬アドマイヤミヤビがいるクィーンユニバンス（牝、父ヴィクトワールピサ、田村）は、２４日の東京５Ｒ（芝１８００メートル）で初陣を迎える。「血統的に筋が通っているし、動きも抜群にいい」と高木助手の評価は上々。

　〈函館〉２４日の函館５Ｒ（芝１２００メートル）でデビュー予定のショウナンアリアナ（牝、栗東・高野）は、ソウルスターリング、モズアスコットとＧ１ホースを輩出している注目のフランケル産駒。１３日は函館の芝で４Ｆ５６秒５－１３秒６をマークした。「やれば時計は出そうです。普段は素直でおっとりしている」と小川助手。鞍上は藤岡佑が務める。