「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（１３日）

　〈栗東〉１０日の阪神５Ｒを快勝したサートゥルナーリア（牡、角居）の次戦が、札幌２歳Ｓ（９月１日・札幌、芝１８００メートル）に決まった。「明日、放牧へ。“距離が延びても大丈夫”とジョッキーが話しているので」と辻野助手。

　梅田厩舎のショウナンパンサー（牡、父ショウナンカンプ）は、中京１週目を目標に調整。「乗り味のいい馬。もう一段、ギアがありそうな感じ」と師。僚馬のマイネルフラップ（牡、父ヴィクトワールピサ）は、２４日の阪神５Ｒ（芝１８００メートル）にスタンバイ。「まだ子どもっぽいが、基礎はしっかりしている」。石橋脩とのコンビで初戦突破を目指す。

　中尾厩舎のサクラトップハロー（牡、父マンハッタンカフェ）も中京１週目を目標に調整。母は０８年フィリーズＲ２着のベストオブミー。「母は短距離で活躍したけど、ゆったり走る。マイルぐらいから試したい」と師。僚馬のヴェル（牝、父キンシャサノキセキ）は２３日の阪神５Ｒ（芝１２００メートル）でデビュー予定。「真面目で前向きな性格。ゲートも速い」。推定体重４３０キロ。鞍上は松田。

　〈美浦〉小島茂厩舎ゆかりの若駒の初陣が決まった。０８年秋華賞馬ブラックエンブレムを母に持つウィクトーリア（牝、父ヴィクトワールピサ）は、２回函館の芝１８００メートル戦（７月８、１５、２２日）を予定。半兄には１４年札幌２歳Ｓの覇者ブライトエンブレムがいる。

　僚馬で１５年新潟２歳Ｓなど重賞２勝のロードクエストを兄に持つスティルネス（牝、父ゴールドヘイロー）は、７月８日の福島６Ｒ（芝１２００メートル）の牝馬限定戦で初陣を迎える。また、ニシノゴウウン（牡、父リーチザクラウン）は３０日の福島５Ｒ（芝１２００メートル）でデビューする。

　〈函館〉外国産馬のデンバーテソーロ（牝、父ヴァイオレンス、美浦・栗田徹）が、日曜の函館５Ｒ（芝１２００メートル）でデビュー勝ちを狙う。追い切りは函館芝コースで行われ、馬なりで５Ｆ６９秒９－３９秒０－１１秒８をマーク。併せたトレンディダーム（２歳新馬）に２秒５も先着した。レースでもコンビを組む三浦は「フットワークが軽くて、いい動き」と高評価。師も「非常に大人びたタイプ」と手応え十分の様子だった。