「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（３日）

　〈栗東〉近親にダービー馬ディープブリランテがいる良血馬バブリーバローズ（牡、父ステイゴールド、池江）は、２７日の小倉５Ｒ（芝２０００メートル）でデビュー予定。「素晴らしい馬。ステイ産駒は切れないタイプが多いけど、この馬は一瞬の切れもある。クラシックに乗せたいですね」と池江師も期待大。鞍上は浜中。僚馬のグアン（牝、父オルフェーヴル）は、９月の阪神１、２週目でデビュー予定。「まだ基礎体力がないので、じっくりとやっていきたい。バネがあって、柔軟性もありますよ」と師。鞍上は武豊。

　１５年ダービー２着馬サトノラーゼンの異父弟マイハートビート（牡、父ゼンノロブロイ、高橋忠）は、１３日の札幌５Ｒ（芝１８００メートル）で初陣の予定。「芝の長いところが良さそう」と高橋忠師。鞍上は池添。

　〈美浦〉クイーンＳをアエロリットで制し、勢いに乗る菊沢厩舎から２頭のルーラーシップ産駒がスタンバイ。１６年セレクトセールで４７００万円の値が付いたミッキーパパイア（牝）は、来週１２日の新潟５Ｒ（芝１８００メートル）でデビューする。近親に０７年皐月賞馬ヴィクトリーなどがいるプリマドンナ（牝）は、１９日の新潟５Ｒ（芝２０００メートル）で初陣を迎える。鞍上はともに横山典。

　〈札幌〉ステイゴールド産駒のイザナミ（牝、栗東・牧田）が３日、ゲート試験をパスした。「体は４００キロちょっとですが、もう少し大きく見えますけどね。乗り味が良くて手脚が軽いです」と長谷川助手。いったん放牧に出され、成長を促す予定。

　〈函館〉１３日の札幌５Ｒ（芝１８００メートル）でのデビューを目標にしている、モーリスの全弟ルーカス（牡、美浦・堀）は美浦から函館への移動後も順調に調整中。３日はＷコースで追い切られ、フォギーナイト（３歳５００万下）に先着した。「動きは良かったです。こっちの気候が合っているのでしょう。元気がいいですね。（５００キロ前後と）馬格もあって、雰囲気はありますよ」と金子助手。