「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（１９日）

　〈栗東〉８月１２日の新潟５Ｒ（芝１８００メートル）でデビューを予定する名牝ウオッカの４番目の子タニノフランケル（牡、父フランケル、栗東・角居）は、Ｍ・デムーロとコンビを組む。「検疫の予約が取れたら、近日中に入厩します。他のきょうだいと違って、結構ヤンチャで元気。牧場でも問題なさそうだし、楽しみですね」と前川助手。

　１５日の中京新馬戦を制したスワーヴポルトス（牡、庄野）は９月の阪神で行われるオープン特別・野路菊Ｓに向かう予定。僚馬で１６日に中京で初勝利を挙げたレッドシャーロット（牝）は放牧へ。

　６月に阪神で新馬戦を勝ち、現在放牧中のゴールドクイーン（牝、坂口）は、小倉２歳Ｓ（９月３日・小倉、芝１２００メートル）を視野に入れる。

　〈美浦〉母に交流重賞３勝のユキチャンを持つ白毛馬ハウナニ（牝、父ロードカナロア、手塚）のデビューが、９月３日の新潟６Ｒ（ダート１２００メートル）に決まった。鞍上は内田博。「適性はダートだね。モノは良さそう」と師。僚馬で新潟２歳Ｓ（８月２７日・新潟、芝１６００メートル）に参戦するムスコローソ（牡）は騎乗を予定していた石川が負傷したため、大野とタッグを結成。同レースには６月１０日に東京で新馬戦を勝ち上がったプレトリア（牡、中川）も出走する。

　〈函館〉今年のダービー馬レイデオロの全弟で３０日札幌５Ｒ（芝１８００メートル）でデビュー予定のレイエンダ（美浦・藤沢和）が、芝でルメールを背に追われた。「兄と似たフットワークで走る。能力は高い」と鞍上。０８年ヴィクトリアマイルの覇者エイジアンウインズの子どもでロードカナロア産駒のメジェールスー（牝、栗東・藤原英）はＷで併せ馬を行った。「いいスピードがある」と田中博助手。初陣は２９日札幌５Ｒ（芝１５００メートル）を予定している。