【地方競馬】バウチェイサーが兵庫ダービー制覇 菊水賞3着の雪辱を果たす

 1番人気に応えて兵庫ダービーを制覇したバウチェイサー(左)=撮影・中山伸治
 兵庫ダービーを制覇したバウチェイサーと鞍上の笹田知宏騎手(撮影・中山伸治)
 兵庫ダービーを制覇したバウチェイサーと関係者(撮影・中山伸治)
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 「兵庫ダービー」(9日、園田)

 開催5日目の11Rで行われ、1番人気のバウチェイサーが2番手から抜け出して、兵庫競馬で3歳世代の頂点に立った。新子雅司調教師(44)は2013年のユメノアトサキ以来で2回目、笹田知宏騎手(36)は初めての兵庫ダービー制覇。2着は中団から追い込んだ7番人気のニフティスマイル、3着には大外を伸びた4番人気のローグネイションが入った。

 今年の“兵庫3冠”の最後を制したのは、新子雅厩舎のバウチェイサーだった。1冠目の菊水賞は3着に泣き、勝ったのは同厩馬ベルレフォーン。「4角で勝ったと思った。今回のバウは心配がなかった。(7着の)ベルレは暑さで菊水賞の状態にはならなかった。追い切りまでだった」と指揮官。今回は2頭の立場が逆転した。

 レースはニネンビーグミが逃げてバウチェイサーは2番手、ベルレフォーンは8番手。道中で大きな動きはなく、4角を迎えるとバウチェイサーが一気に抜け出した。「道中は手応えが良すぎた。この業界に生まれ育って、うれしくて頭が真っ白」と笹田知。父はJRA調教師の笹田和秀、祖父も名伯楽の伊藤雄二だ。

 3歳世代の頂点に立ったバウチェイサーは今後、強敵を求めてキャリアを積む。「ジャパンダートダービー(7月13日、大井)、楠賞(11月2日、園田)を目指して。全国で戦えるレベルにしたい」と新子雅師。僚馬イグナイターのように、ダートグレード競走での活躍を思い描く。

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