【地方競馬】スピーディキックが南関3歳牝馬クラシック2冠目も制覇!

 「東京プリンセス賞・S1」(11日、大井)

 断然人気に応えて牝馬2冠達成-。スピーディキックが中団から早めに上位へ進出し、残り100メートルで抜け出した。5番人気のコスモポポラリタが首差まで追い込んで2着。先行した2番人気のレディオスターが3着に粘った。1、2着馬は「第58回関東オークス」(6月15日・川崎)の優先出走権を獲得した。

 ホッカイドウ在籍時から牝馬重賞戦線の主役を張ってきたスピーディキックが、名手・御神本訓史のエスコートで2冠達成だ。最後は伏兵コスモポポラリタに首差まで迫られたが、それも勝負づけが済んだあと。堂々の勝利だった。

 道中は出走16頭の中団を追走。馬群がばらけた3コーナー過ぎから徐々に上位へ進出し、4コーナーは先行する4頭の外から猛襲。直線に入ると先に抜け出したレディオスターと叩き合い、残り約100メートルできっちり抜け出した。

 「着差が着差だったからシビアなレース。陣営の仕上げと、馬の底力で勝てました」と鞍上。引き揚げてくる際にはコースの出口を通り過ぎ、ゴール板前まで“ウイニングウオーク”するファンサービスまでして見せた。

 御神本は今年に入って南関東重賞8勝目。ホームグラウンドの大井では交流を除くと6戦6勝の全勝で“天才”の手綱はさえ渡っている。

 管理する藤原智行師は次走について「東京ダービー(6月8日・大井)も視野に入ってくるけど、当初から関東オークスと思ってきたので」と牝馬3冠狙いが有力。JRA勢を迎え撃つ舞台へ、人馬が最高のリズムで臨む。

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