【地方競馬】JRAのニホンピログルーヴが猪名川特別V 6カ月半の休養明けも決め脚発揮
「JRA交流・猪名川特別」(28日、園田)
開催2日目の8Rで、JRA勢6頭、地元勢6頭の計12頭により距離1400メートルで争われ、8番人気のニホンピログルーヴが直線での3頭競り合いを制した。2着は首差で6番人気のフェブキラナ、さらに4分の3馬身差で5番人気のブラインドデートが3着に入り、JRA勢が上位独占した。
レースは2番人気のアメリカンベイビーが逃げて、ニホンピログルーヴは7番手。向正面からニホンピログルーヴは進出して4角では5番手。直線に入ると内ラチ沿いから外へ持ち出し、内のブラインドデート、外のフェブキラナとの間を伸びて接戦を制した。
ニホンピログルーヴは6カ月半の休養明けを快勝。大橋師は愛馬の勝利には納得したが、鞍上には厳しかった。「馬は前日までびっしりケイコして、状態は良かった。ジョッキーには2キロ減の条件を生かして、もっと前で競馬をして欲しかった。中央の馬に乗って対戦するのは彼にとってもチャンスだし、勉強してもらいたい」。デビュー2年目の新鋭に期待を寄せた。
減量騎手の長尾翼はJRA交流戦に初騎乗初勝利。「先生には『乗りやすいから、前へ行くように』と指示されていた。ずっと手応えが良かったので、外へ出した瞬間にいけると思った」。チャンスをものにしたことを喜びながらも苦笑いだった。