「東京シンデレラマイル・Ｓ３」（３０日、大井）

　単勝３・２倍で２番人気のダノンレジーナが直線で先頭に立つとそのまま押し切り、３回目となる重賞を制覇した。３番人気のメモリーコウが末脚を発揮して２着に食い込み、４番人気のケラススヴィアは逃げ切りを図ったが３着に敗れた。

　東京シンデレラマイルを見事に連覇、３つ目のタイトルを手に入れたダノンレジーナ。逃げるケラススヴィアの２番手につけ直線で外からかわして押し切った。

　手綱を取った本橋孝は「ここ最近は１列後ろの競馬をしていたが、今日は強気でいった。スタートがしっかり決まり、同厩舎の馬が逃げていたので、ペースが速くならない程度に、折り合い重視で考えていた。５７キロの斤量はしんどいと思うがバテずに走り切ってくれた」とレースを振り返った。

　「前回のレースで反省点があったが、今回は全く違うレースができた。ジョッキーには降ろされる覚悟で頑張ってくれと言いました。年も取ってきて落ち着いてきた」とは小久保智師。

　連覇を果たしたヒロインの来年は、集大成として交流重賞を視野に入れ、さらなる高みを目指す。