【クイーン賞】ダイアナブライトが重賞初制覇 笹川翼「きょうはうまくハマった」

 サルサディオーネ(右)と先頭を争うダイアナブライト(撮影・持木克友)
 クイーン賞を制したダイアナブライトと笹川翼(撮影・持木克友)
 クイーン賞を制したダイアナブライト(左)=撮影・持木克友
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 「デイリー盃クイーン賞・Jpn3」(1日、船橋)

 開催3日目の11Rで行われ、JRAから転入初戦のダイアナブライトが重賞初制覇を成し遂げた。6番人気の伏兵は、逃げた1番人気のサルサディオーネから馬体を離して追い込み、首差で交わした。3番人気のプリティーチャンスが3着でJRA勢最先着。なお、1、2着馬は「TCK女王盃・Jpn3」(2022年1月26日、大井)、1着馬は「エンプレス杯・Jpn2」(同3月2日、川崎)の優先出走権を獲得した。

 実績馬との競り合いを制した。ダイアナブライトが、勝負根性を発揮して重賞初タイトルを手にした。手綱を取った笹川翼は「一発を狙っていました。考えていた通りに乗れました。きょうはうまくハマった」としてやったりの表情を浮かべた。

 道中は中団を追走。3角からポジションを上げて、4角では前団に取り付く。直線では末脚を伸ばし、逃げ込みを図るサルサディオーネを、ゴール寸前で首差とらえた。

 前走のレディスプレリュードで4着と、才能の片りんをのぞかせていた。南関東移籍初戦でダートグレード競走を制し、「実績馬を負かしての初重賞(制覇)。馬が自信をつけてくれると思う」と鞍上は期待を寄せた。

 次走はTCK女王盃が候補に挙がっているが、「馬の具合を見て、オーナーと相談したい」と内田勝師。今後も牝馬重賞戦線で目が離せない存在だ。

 サルサディオーネ(2着)「もうひと呼吸我慢して欲しかったが、この馬らしい競馬はできた。馬体を離して差されたのは、笹川のファインプレーでしょう」(矢野貴)

 ディアリッキー(4着)「展開待ちの作戦で、ここまで。こちらの手応えもなかったけど、うまくレースができた」(達城龍)

 サルサレイア(5着)「去年の3着は展開が向いたけど、今年は自分の力で5着。船橋のこの距離が合っている」(西啓太)

 リネンファッション(8着)「2番手でいい展開だったが、向こう正面で忙しくなって反応がなくなった」(ルメール)

 ウェルドーン(10着)「この馬のレースはできたが、こんなにバテたのは初めて。使っている方が、いいタイプなのかも」(武豊)

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