【ローレル賞】スティールルージュが重賞2勝目 角川秀師「持って生まれたスピード」

 「ローレル賞・S2」(9日、川崎)

 開催2日目の11Rで行われ、ホッカイドウ競馬所属で4番人気のスティールルージュが、道中2番手追走から直線抜け出して快勝した。鼻差の2着には3番人気のプラチナプライドが追い込み、逃げた2番人気のジョーストーリーが3着に粘った。なお、1~3着馬は「第45回東京2歳優駿牝馬・S1」(12月31日、大井)の優先出走権を獲得した。

 門別から遠征してきたスティールルージュが鼻差の大接戦を制し、重賞2勝目を挙げた。初めての輸送に加え、前走から2Fの距離延長。昼までの降雨で水が浮く不良馬場だったが、全ての不安材料を見事にはね返した。

 ゲートを飛び出すと、逃げるジョーストーリーを見ながら2番手。折り合いが鍵を握ったが、うまく流れに乗れた。「1、2コーナーでハミをかむ癖があるけど、初めての左回りで馬がとまどった。それで逆に折り合いが付いた」と桑村真は思わずニンマリ。最後の直線で力強く先頭に立つと、プラチナプライドの猛追をわずかに振り切った。鞍上は5月以来のコンビ復活。「デビュー当時はカーッとなる気性だったが、成長を感じた」と目を細めた。

 管理する角川秀師は「持って生まれたスピードで自分のレース運びができている」と素質を評価する。「次は東京2歳優駿牝馬が目標になる」と宣言。この勢いで、次は2歳女王の座を射止める。

 プラチナプライド(2着)「勝ったかと思ったが、向こうも伸びたし、こちらはジリジリだった。それでも収穫ある競馬ができた」(御神本訓)

 ジョーストーリー(3着)「最後は休み明けの分だと思うし、距離も少し長かった。やりたい競馬はできた」(本橋孝)

 コーミズアムール(4着)「いつも前半は気持ちが乗ってこない。それでも、初めてのコースでよく頑張った」(笹川翼)

 ピンクプラム(5着)「ラチ沿いを取りたかったが、スタートが良過ぎて正攻法の競馬に。最後はしぶとく伸びた」(矢野貴)

 レディオガガ(6着)「逃げる競馬をしたかったが、思ったより外の馬が速く、あとはそのままだった」(森泰斗)

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