【平和賞】ライアンが重賞初制覇 小久保智師「血統的にも中央挑戦に向いていきたい」

 直線で競り合うライアン(右から2頭目)とマイブレイブ(撮影・持木克友)
 平和賞を制したライアンと関係者(撮影・持木克友)
 競り勝って平和賞を制したライアン(右)=撮影・持木克友
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 「平和賞・S3」(27日、船橋)

 ディープ産駒のライアンが重賞初制覇-。開催3日目の11Rで行われ、前走から中5日で連闘の6番人気が、好位追走から直線の競り合いを制した。3番人気のマイブレイブが2着に粘り、9番人気のミスターブラストが3着に追い込んだ。なお、1着馬は「第72回全日本2歳優駿・Jpn1」(12月15日、川崎)の優先出走権を獲得した。

 “小久保マジック”が大舞台でさく裂した。21日の前走から中5日。「前回使う前から予定していた」と用意周到な調整で、ライアンの重賞初タイトルを手中にした。

 道中は先行勢のすぐ後ろの位置で脚をためて、3~4角から徐々に進出。最後の直線は、若馬たちの競馬らしく右に左に大接戦となったが、その中からライアンが先頭でゴールを駆け抜けた。

 鞍上の今野忠は「ナイターやコースなど、初めて尽くしだったけど、気にするそぶりもなかった。直線はフラフラして周りに迷惑も掛けたけど、思ったようなレースができました」と振り返った。

 父はディープインパクト、母は南米ペルーのG1で2勝馬という地方競馬では珍しい血筋。今後について小久保智師は「血統的にも、中央挑戦に向いていきたい」と野心満々だ。

 マイブレイブ(2着)「最後は交わせるかと思ったけど、勝ち馬ももう一度伸びた。それでも今後が楽しみ」(御神本訓)

 ミスターブラスト(3着)「想定通りの競馬で、競馬が上手。直線の伸びがもう一つだったのは、体がまだしっかりしてない分」(石崎駿)

 リヴィフェイス(4着)「もまれて砂をかぶる競馬が初めてで、経験の浅さが出た。今後へのいい勉強になった」(森泰斗)

 ミゲル(5着)「直線で挟まれたのは痛かったけど、本質的に距離が長かった。短距離で活躍すると思う」(本田重)

 ノーズトゥテール(12着)「(初の左回りで)ずっと外にもたれて、最後まで戻らなかった」(和田譲)

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