【地方競馬】兵庫若駒賞はガリバーストームがデビューから無傷の3連勝で重賞初制覇
「兵庫若駒賞」(14日、園田)
1番人気に支持されたガリバーストームが2番手追走から4角で先頭に立って押し切り、デビューから無傷の3連勝で重賞初制覇。鞍上の広瀬航騎手、管理する尾林幸師ともに初めての重賞勝利となった。2着には道中5番手から伸びた5番人気のピロコギガマックスが入り、好位で粘った2番人気のベラジオボッキーニが3着だった。
ガリバーストームが力強く押し切った。主導権を握ったのは前走の兵庫プリンセスカップで3着のアンサン。道中はやや速いペースで流れた中、番手でマークしたガリバーストームは4角手前で先頭に立ち、直線で猛追してきたピロコギガマックスを首差封じ込んだ。
デビューから無傷の3連勝で相棒を重賞初制覇に導いた鞍上・広瀬航は01年4月デビューから20年目にして念願の重賞初勝利。涙を浮かべて引き揚げてくると「本当にうれしい。これからもこの世代を引っ張っていける馬として頑張っていきたい」とさらなる活躍を誓った。
勝利を見届けた尾林幸師も06年8月の開業以来15年目でのうれしい重賞初勝利。「いい馬に巡り合えました。体調と相談しながら今後も大きいところを狙っていきたい」と愛馬に期待を託す。
「兵庫ジュニアGP(11月25日)、園田ジュニアC(12月31日)は視野に入れていきたい」と指揮官が語る次なる舞台でも輝きを見せてくれそうだ。