【優駿スプリント】ワールドリングが重賞初制覇 張田昂「短距離の適性はあると思っていた」

 直線で抜け出して重賞初制覇のワールドリング(左)=撮影・持木克友
 優駿スプリントを制したワールドリングと関係者(撮影・持木克友)
 優駿スプリントを制したワールドリング(撮影・持木克友)
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 「優駿スプリント・S2」(29日、大井)

 開催2日目の11Rで行われ、5番人気のワールドリングが、東京ダービー8着からの路線変更成功で、重賞初制覇を成し遂げた。道中は先行集団の後ろに付け、残り1Fで抜け出した。一緒に伸びた1番人気のハートプレイスが2着を確保し、逃げた6番人気のジョーロノが3着に粘った。なお、1着馬は「第11回習志野きらっとスプリント・S1」(7月21日、船橋)、1、2着馬は「第28回アフター5スター賞・S3」(9月7日、大井)の優先出走権を獲得した。

 クラシック路線を歩んできたワールドリングが、南関東3歳スプリント王に輝いた。

 ゲートが開くと、好位5番手で流れに乗った。鞍上の張田昂は「短距離の適性はあると思っていた。スタートで追走できれば面白いと思っていた」と狙い通りの競馬。先行するライバルたちを見ながら脚をためると、最終4角で外へ持ち出し、追い比べを制した。

 鞍上は前日の28日に地方通算500勝達成。さらにカジノフォンテンと挑む30日の帝王賞にも弾みをつけて、「直線の脚も鋭い。この路線でもやっていける」とワールドリングの将来性に太鼓判を押す。

 管理する張田京師も距離適性を証明した愛馬に満足げ。「東京ダービーから強行軍だったので、ひと息入れたい」と休養期間を設け、今後の戦略を練る。

 ハートプレイス(2着)「スタートは良かったが、そこから押しても行けないので、あの位置。最後、反応したのが収穫」(今野忠)

 ジョーロノ(3着)「斤量を背負っていたし、他馬も速かった。内枠だったら、もう少し違ったかもしれないが、よく頑張っている」(左海誠)

 チャンプタイガー(5着)「思ったよりペースが上がらず、淡々と流れた。この馬の走りはできたけど、もうワンパンチ欲しい」(御神本訓)

 ブラックストーム(6着)「結果的に行っちゃえば良かったが、不完全燃焼なレース。ゲートは出たが」(矢野貴)

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