【川崎マイラーズ】モジアナフレイバーが出遅れ巻き返す 真島大「落ちなくて良かった」
「川崎マイラーズ・S3」(26日、川崎)
開催3日目の11Rで行われ、1番人気のモジアナフレイバーがスタートで大きくつまずきながら、向正面からのロングスパートで力の違いを見せつけた。先行した3番人気のワークアンドラブと2番人気のファルコンビークが2、3着に粘った。
単勝1・6倍の断然人気だった大本命馬が、ゲートが開いた直後に大きくつまずく波乱の幕開け。落馬寸前だった真島大は「落ちなくて良かった。これは腹をくくらなくては」と、レース前のプランを全て白紙にして馬の力を信じた。
向正面では、ハナ争いを繰り広げる2頭から大きく遅れての後方集団。そこから馬なりで徐々に先団との差を詰めていき、最後の直線では一気に末脚を爆発させてモノの違いを見せつけた。
「やはり素晴らしいものを持ってます。(前走まで騎乗した)繁田さんからもいろいろアドバイスももらいましたし、これからもこの馬といい競馬をしていきます」と鞍上は明かす。
管理する福永敏師は今後について「今年はマイルを中心に1800メートルくらいまでを考えてます」と明言。大目標は、2019年4着、20年3着と2年連続して地方馬最先着したマイルチャンピオンシップ南部杯・Jpn1あたりになりそうだ。
ワークアンドラブ(2着)「今日は気難しさを出さずに、現状での力は出し切ったと思う。もう少し早くハナに立って内を回れれば良かったけど」(笹川翼)
ファルコンビーク(3着)「ハナに行って欲しいという指示もあって、ああいう競馬に。最近の成長が著しいし、4歳なので今後が楽しみ」(本田重)
ティーズダンク(4着)「もう少し内で我慢していればとも思うけど、前が詰まりそうで外に出した。この斤量でよく走っている」(矢野貴)
ヴァケーション(5着)「展開は完璧だったし、レースとしてはうまくいった。現状の力は出していると思う」(森泰斗)