【大井記念】ミューチャリーが圧勝 御神本訓「今日は自分から競馬を作った」

 後続を突き放して大井記念を制覇したミューチャリー(左)=撮影・持木克友
 大井記念を制したミューチャリー(撮影・持木克友)
 大井記念を制したミューチャリーと関係者(撮影・持木克友
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 「大井記念・S1」(19日、大井)

 開催3日目の11Rで行われ、2番人気のミューチャリーが、向正面からのロングスパートを決めて圧勝した。先行した3番人気のフィアットルクスが2着に粘り、1番人気のタービランスは伸び切れず3着に終わった。1、2着馬には「第44回帝王賞・Jpn1」(6月30日、大井)の優先出走権が与えられた。

 2角から向正面に入った時点で後方4番手だったミューチャリーが、ペースが落ち着いたとみるや外から一気に進出。3角では先行3頭を射程に入れ、直線入り口で先頭に立つや独走態勢。2着に6馬身差をつけて、昨年7月のマイルグランプリ以来の勝利を挙げた。

 ゴール手前から左手を振り上げてガッツポーズした御神本訓は「かしわ記念が“らしくない”競馬だったので、陣営と相談して中1週に。G1でやってる分、流れに乗りやすく、今日は自分から競馬を作って行けた」と振り返る。昨秋から6戦連続して、JRAの強豪としのぎを削ってきた経験を強調した。

 管理する矢野義師は「今年に入って馬体が形成されてきたので、中1週でもいけると思った。長くいい脚を使った」と、してやったりの表情。もちろん、次走は帝王賞で「もう一度、チャレンジします」と、悲願のG1級タイトルへの意欲を口にした。

 フィアットルクス(2着)「自厩舎の馬に負けたけど、同斤でも通用する力の証明はできた。成長してるし、先々も楽しみ」(本橋孝)

 タービランス(3着)「勝ち馬に先に動かれたが、今一つ反応が悪かった。強い相手とシビアなラップの競馬になった方がいいかも」(笹川翼)

 アングライフェン(4着)「勝ち馬が先に動いたけど、まだ早いと思ってひと呼吸待った。最後はよく伸びてるし、久々の重賞でよく走った」(今野忠)

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